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史上もっともチューニングが安定するシンクロナイズド・トレモロについては、それなりwの反響をいただきありがとうございました。
科学的な根拠もなしに効能だけを謳う商品も多いわれわれの業界ですので、今回はなぜチューニングが安定するのかについて簡単に説明しましょう。
これが新Sonicトレモロの止めネジ穴部分を下側から見たところです。
こちらは一例として持って来たフェンダー製’70年代のダイキャスト製トレモロを下側から見たところです。
ネジ穴の面取りの大きさの違いも気になりますが、ここで注目したいのは、プレート前端部下側の斜めにカットされている部分です。ここをカットしておかないと、プレート前端部がボディに当たってしまってアームダウンができません。
そこで、プレート先端からカットされている部分の長さを見てください。Sonicトレモロの方が短くなっています。市販されている多くのシンクロナイズド・トレモロではここはなぜか長めになっています。
この部分が長めだとどういうことが起きるかと言うと、
緑がトレモロをアップした状態、赤がダウンした状態です。黒矢印で示したユニットとネジの当たる部分がずれています。トレモロを操作する度にここがずれて、戻ろうとする時には青矢印の部分でユニットとボディの間で摩擦が起き、トレモロがニュートラル状態に戻るのを妨げるのです。
一方新Sonicトレモロでは、1/100mmの精度でカット部分の長さを加工していますので、
矢印部分でのずれが起きません。その結果、ユニットとボディの間の摩擦も最小限に抑えられます。
おわかりいただけましたか?
以前にも言いましたが、この性能を十分に発揮するには、高精度の取り付け加工と調整が必要ですのでご注意くださいね。
2015年7月1日受注分よりギター・ベースの価格を変更させて頂きます。
詳しくはこちらをご覧下さい。
前回言い忘れましたが、新しいSonicトレモロユニットには鉄ブロックを採用しています。
ちなみに従来使用していたトレモロのブロックは亜鉛ダイキャスト製です。
音的にどちらが優れているかというのは不毛な議論になりますのでスルーしますが、フェンダーのヴィンテージトレモロが鉄ブロックであることは客観的な事実です。究極のシンクロナイズド・トレモロを目指す以上は、やはり鉄ブロックでしょう、ということですw
前回投稿した写真はブロックが黒で塗られていましたが、これだと見た目が亜鉛ダイキャストと同じなので、ブロックをシルバーで塗り直しました。
機能も音も変わりませんが、やはり見た目は大事です。というわけで、プロダクションモデルはシルバーの鉄ブロックになります。
それと、弦ピッチはフェンダーヴィンテージよりやや狭い10.8mmです。1弦6弦でヴィブラートかけた時などに弦落ちしにくくなります。と言っても、Sonicの旧タイプも弦ピッチは10.8mmでしたが。
トレモロを使うとチューニングが狂います。これを完全に排除するには、フロイドローズのようなロック式トレモロを使うしかありません。でもフロイドローズは見た目もゴツいし、弦交換やチューニングが面倒だし、後付けするにはギターに大改造が必要になります。
従来のシンクロナイズド・トレモロでも、高精度の取り付けをして、しっかり調整をおこなって、演奏者のちょっとしたテクニックがあれば、実用上は不自由しないくらいのチューニングの安定度は得られていました。
でもそれでは不満だったんです。どんなに正しく取り付けと調整をおこなっても、最後に残る狂いがあって、それはトレモロユニットの設計の問題でした。
こうなったらその問題を解決したトレモロユニットを作るしかない! ということで、作っちゃいました。
写真を見ても、違いはわからないと思います。でも工場には1/100mmの精度を要求してみました。
そして完成したSonic Originalトレモロユニット。まずは自分のギターに付けて使ってみました。→最高です。アームのタッチはスムーズだし、アームダウンからでも、アームアップからでも元のチューニングにキッチリ戻ります。
これからのSonic STRモデルなど、シンクロナイズド・トレモロ付きのギターには標準搭載していきます。
そしてパーツとして単体販売もします。
Chrome 20,000円(税別)
Gold 22,000円(税別)
もちろん正確な取り付けと調整が必要です。今までに製作した標準トレモロ付きのSonicギターにはダイレクト・リプレイスメントが可能です。